服装は人の第一印象を大きく左右します。あまりにダサい格好で登場しては、大人にもちこむのも難しくなるでしょう。
たとえ、お手当がもらえればOKと考えているパパ活女子でも、おしゃれでかっこいいパパのほうが嬉しいと思うものです。
服装を変えて「イケオジ」と認識されれば、パパ活女子の食いつき度も変わるかもしれません。モテるパパになれれば、パパ活の進展にも期待感が増します。
この記事では、パパの年代を30代・40代・50代・60代に分け、季節ごとに似合うおすすめの服装を丁寧に解説しています。
記事を制作するにあたり、大手アパレルメーカーのデザイナーとして30年以上活躍したキャリアのある方に協力いただきました。
トレンドを押さえたパパ活ファッションをチェックして「おしゃれでかっこいモテるパパ」を目指しましょう。
【年代×季節別】パパ活で好印象な男性の服装
パパ活する男性におすすめの服装は、年齢や季節によっても異なります。ここでは、30代~60代の年代に分け、それぞれ季節ごとにパパ活女子へ好印象を与えられる服装を提案します。
30代の男性に似合う服装
30代パパは、パパ活をしている男性の中でも若いほうです。大人の魅力を出しつつもカジュアルさを取り入れ、パパ活女子に親近感をもってもらえるようなスタイリングがポイントです。季節別に30代パパに似合うおすすめの服装を解説します。
春
30代の春コーデは、ベージュやライトグレーなどの明るいカラーを取り入れたセットアップスタイルがおすすめです。特に30代男性の魅力を引き出すには素材選びがポイント。
軽量でとろみのある素材やワッシャー加工が施された素材を選べば、さりげなくセンスの良さを印象付けられるでしょう。
また、足元をスニーカーでカジュアルダウンさせれば、きちんと感がありながらも爽やかで親しみやすい印象を与えることができます。
夏
30代男性のスタイルを良く見せてくれるのが、ニュアンスカラーのテーパードパンツです。きれい目でありながらもラフ感のある雰囲気が作れます。
30代の大人なカジュアル感を出すには、腰まわりがゆるめで膝下から自然なラインで絞った「ゆるテーパード」がおすすめ。
さらっと着られる麻やコットン素材の半袖シャツにローファーやキャンバスシューズを合わせたコーデは、夏のデートにぴったりです。
秋
まだまだ暑さの残る秋は、季節の先取り感を演出できるアイテム「カーディガン」を組み合わせるのがおすすめです。
エクリュやベージュ、ライトグレーなどの淡色カーディガンに、ネイビーやカーキといった秋を感じる色のボトムを合わせましょう。
ボトムに濃い色を持ってくることでスタイルアップ効果を得られます。
また、秋は小物を合わせるのもポイント。メガネをアクセントに加えると、大人の知的さを演出できます。
この投稿をInstagramで見る
冬
30代の冬のスタイリングにおすすめなのがチェスターコート。
きれい目にもカジュアルにもなれるアイテムのため、仕事帰りやオフの日のデート、どちらにも活用できます。
インナーにはデザイン性のあるニットが相性抜群。ガーター編みのような凹凸のある編地柄は、若さと大人の雰囲気を併せ持つ30代だからこそ似合うアイテムです。
グレーやベージュなどのアースカラー(※地球にある自然色をイメージさせるカラーのこと)ニットと合わせると格上げおしゃれが完成します。
40代の男性に似合う服装
40代はパパ活女子から「イケオジ」と判定されるか「ただのおじさん」と思われるかの分かれ道です。30代とは異なる大人っぽさや、40代ならではのゆとり感が感じられる服装のポイントをおさえましょう。季節ごとに似合う服装を解説します。
春
40代の男性には、ショート丈のブルゾンを合わせた春コーデがおすすめです。
ストレートラインのブルゾンは落ち着いた品格のあるおしゃれな印象に。
インナーには、白シャツを合わせると爽やかに着こなせます。ブルゾンの裾からシャツのラウンド部分が出るくらいがおしゃれです。クルーネックのTシャツと合わせてもOK。
ジャケットではない外しコーデが、周りと一線を画した大人な雰囲気を演出できるでしょう。
夏
40代の夏ファッションは顔まわりをすっきりさせるのがポイント。
台襟の低い半袖シャツに6分袖カーディガンを合わせたコーデがおしゃれを際立たせます。体形を強調したり、オーバー過ぎるサイズを合わせたりするとダサくなってしまうため、体から程よく離れるサイズを選びましょう。
ボトムはアンクル丈と合わせるとスタイル良く見せられます。また、少し高級感のあるスポーツテイストの時計をアクセントにするのも好印象です。
秋
秋は柔らかいジャージ素材のジャケットコーデが40代の魅力を引き立てます。
明るめのグレーなど、柔らかで落ち着いた印象に導いてくれるカラーがおすすめです。インナーにはVネックの白Tシャツを合わせましょう。
デニムなどのカジュアル素材をボトムに持ってくると、親しみやすい雰囲気を与えられます。さらに本革素材の靴で差をつければ、大人な秋のカジュアルコーデが完成します。
冬
40代におすすめの冬スタイルは、シンプルなデザインのステンカラーのコートにニットを組み合わせたコーデです。特に上質なニットは女性に好印象を与えるため、素材にこだわりましょう。
タートルニットでシンプルに合わせてもすてきですが、白シャツとニットを重ねると格段におしゃれ度がアップします。
全体にベーシックなカラーでまとめると、スタイリッシュな雰囲気を演出できます。
この投稿をInstagramで見る
50代の男性に似合う服装
若すぎるスタイルは痛々しく見えたり、かといって地味にするとおじさん感が出てしまったりと、ファッションに悩みやすい年代といえます。
カジュアルダウンしすぎない素材やアイテムと、パパ活女子に親しみをもってもらいやすい配色を工夫して、おしゃれな50代パパを目指しましょう。季節ごとに似合う服装のポイントを解説します。
春
50代の春コーデは、トレンチやチェスターコートをさらりと羽織ったスタイリングがおすすめです。明るめのベージュカラーが顔色を明るく見せて、若々しい印象に導いてくれます。
50代はカジュアルダウンし過ぎないように、トップスやボトムのどちらかにきれい目の素材を合わせるのがポイント。スエードや本革の靴を合わせて、本物志向のスタイルに仕上げましょう。
夏
50代のかっこよさを際立たせるマストアイテムは白シャツです。清涼感のあるコットンや麻素材のシャツは、嫌みのない爽やかな印象を与えます。
特に顔まわりを涼しげに見せてくれる、スタンドカラーやバンドカラーの半袖や7分袖シャツがおすすめ。1枚でも主役になりますが、羽織としても活用できます。
裾に向けて細くなっているボトムを合わせれば、身長に関係なくバランス良く着こなせるでしょう。
秋
50代の男性は、周りと差をつけたツイード素材のジャケットを秋のコーデに取り入れるのがおすすめです。ウエストが少しシェイプしているくらいのシルエットを選ぶのがポイント。
デートシーンに合わせて中に合わせるインナーを変えれば、オールマイティに活躍させられます。特に秋を感じさせるキャメルを着用すれば、一瞬で上品リッチなジャケットコーデの出来上がりです。靴をキャメルでそろえると、統一感のあるスタイルに仕上がります。
冬
50代のスタイリングにおすすめのアイテムは、素材と縫製の質の良さが際立つ大人のマウンテンパーカーです。光沢感のあるきれい目素材や仕立ての良さが光る上質アイテムを選ぶことで、品格のある大人のカジュアルコーデに仕上がります。
パパ活女子とのデートには白や明るいベージュカラーなどのニットを合わせて、親しみやすさを印象付けましょう。ニットマフラーなどの小物をプラスするとセンスの良さを演出できます。
この投稿をInstagramで見る
60代の男性に似合う服装
老けているパパと若々しいパパの差がぐんと開くのが60代。クラシカルなテイストを取り入れて大人の余裕を演出しつつ、ポイントをおさえたカジュアルダウンで若見えを狙いましょう。季節ごとに似合うおすすめの服装を解説します。
春
60代の春コーデは、華やかさのあるジャケットスタイルがおすすめです。大人の魅力を引き立てます。ストライプ柄など、意匠感のある素材が差別化されたスタイルを演出します。
ボトムにはスキニーやストレートシルエットのパンツを合わせましょう。カジュアルダウンさせるには、スニーカーやスリッポンを合わせるのがおすすめです。インナーと靴の色を合わせると、まとまりのあるスタイリングが完成します。
夏
60代の夏のファッションで大切なのは、清潔感のあるスタイルです。体にフィットしないゆるめシルエットのレイヤード風Tシャツは、1枚でおしゃれを演出できます。
汗じみ防止や吸水速乾加工がされたコットンや麻素材を選びましょう。デート中も汗を気にせず、涼しげで爽やかな印象をキープできます。
また、シンプルなコーデのアクセントに細めのシルバーやレザーネックレスを合わせると、ぐっとおしゃれな雰囲気になります。
秋
秋はジップアップニットに秋らしいツイード素材のテーパードパンツを合わせて、60代の大人なモードスタイルを演出しましょう。
インナーにTシャツを合わせると、決め過ぎないおしゃれなスタイルが作れます。少しクラシカルな雰囲気が漂うコーデは、女性が好きなスタイルです。ファッションに合わせてクラシックテイストの時計や靴を合わせると、さらに大人の男性の魅力が際立ちます。
冬
60代冬のおすすめデートスタイリングは、ダウンコートにニットを合わせた大人の余裕を感じさせるカジュアルコーデです。
女性が思わず腕を組みたくなる上質素材を選びましょう。ボトムの丈をあえて短めにセットすることで、バランスの取れたスタイリングが完成します。
コートの襟裏が配色になっているデザインがおすすめです。顔周りが引き締まって見えるため、シャープな印象に仕上がります。
パパ活シーン別|男性のコーディネート例
パパ活では顔合わせや食事デートだけでなく、ショッピングやゴルフに出かけることもあるでしょう。TPOに合っていないファッションで行くと、自分だけでなく一緒にいるパパ活女子にまで恥ずかしい思いをさせることになりかねません。ここからはパパ活シーンに合わせたコーディネートの例を紹介します。
顔合わせ
顔合わせはパパとパパ活女子が初めて対面する重要なシーンです。顔合わせでの第一印象が、今後のパパ活を大きく左右することはいうまでもありません。
絶対に失敗したくない顔合わせ場面では、スーツやジャケットのセットアップコーデがおすすめです。たとえカジュアルな店であっても、Tシャツ1枚にサンダルといった装いでは幻滅されてしまいます。
食事
店の雰囲気にもよりますが、食事デートにはテーラードジャケットを合わせたコーデがマッチします。
ランチデートなら、ジャケットにTシャツといったスタイリングで気軽に食事を楽しみましょう。一方でディナーの場合は、上下セットアップでそろえたスマートカジュアルコーデがおすすめです。
セットアップスタイルは誰でも似合いやすく、さらにきちんと感を演出できるため、女性から好感度を得られるでしょう。
ショッピング
ショッピングデートの際は、頑張った感のない落ち着きのあるカジュアルスタイルがおすすめです。
白シャツやTシャツにカーディガンやシャツを重ねたレイヤードスタイルに、きれい目のデニムやチノパン、カーゴパンツなどを合わせたコーデは、目立ち過ぎず親しみやすい雰囲気を演出できます。
動きやすい靴や、ショッピングのじゃまにならないバッグを選ぶことも大切です。
ゴルフ
ゴルフ場ではポロシャツやハイネックなど、襟付きのトップスを着用することが必須です。ブルゾンやウィンドブレーカー、ベストなどのアウターを着用することができます。基本的に長袖の着用が推奨されていますが、夏場は半袖でも問題ありません。やわらかな色合いのウエアを選ぶと、おじさんくさくなく、上品に見えます。
パパ活女子から不評!男性の残念なファッション
パパ活女子から不評な残念ファッションは以下のとおりです。
- 清潔感がない
- 派手で奇抜
- カジュアルすぎる
- TPOに合っていない
- 系統が合っていない
- ギャグ性を追求している
これらの服装に当てはまっているとパパ活女子からはモテません。自分のファッションが問題ないか、いまいちどチェックしてみてください。
不評ファッション1:清潔感がない
以下のような清潔感がないファッションは、パパ活女子にもっとも嫌われやすい服装といえます。
- シワがついている
- 毛玉や擦れが目立つ
- ヨレている
- 食べこぼしなどのシミができている
- 色がくすんだり褪せている
- 破れている(破れそう)
見た目だけでなく、服についたニオイにも気をつけましょう。
清潔感のない服装は、衛生観念に問題があると思われかねず、大人デートをOKしてもらうのが難しくなります。似合う服を選んだら、清潔感のある着こなしを意識しましょう。
不評ファッション2:奇抜・派手
歩いている人が振り返るような奇抜なファッションや派手な服装は、パパ活女子ウケしません。柄×柄で全身をコーディネートしていたり、サイケデリックな配色であったり、いくら「個性」と主張しても初対面のパパ活女子からは受け入れられにくいでしょう。
不評ファッション3:カジュアルすぎる
Tシャツ、短パン、ジャージ、サンダルといったカジュアルすぎる格好はパパ活に不向きです。カジュアルダウンするのと、ただカジュアルなだけの格好とは異なります。
とびきりのおしゃれが必須とはいいませんが、女性と会うのに身なりを整えるのは最低限のマナーです。
不評ファッション4:TPOに合っていない
高級レストランにカジュアルな格好で行く、カジュアルなランチデートなのにガチガチのフォーマルで行く…といったように、TPOにそぐわない格好はパパ活女子に不評です。
多くのパパ活女子は、パパに対して「社会経験も豊富で、場に応じた服装ができて当たり前」と思っています。浮いてしまう服装では、大人っぽいイメージが一気に崩れて足元を見られてしまいます。
不評ファッション5:系統が合っていない
パパのキャラと服装の系統が合っていないと、ミスマッチを起こす可能性が高いです。その結果、パパ活女子から「イマイチ」な印象をもたれてしまいかねません。
本記事で紹介したおすすめファッションは、どんな人でも似合いやすいコーディネートを紹介しています。自分に似合う系統がわからない場合は、本記事で紹介したようなテイストを参考にしましょう。
不評ファッション6:キャラクターTシャツやメッセージTシャツ
アニメキャラやギャク性の強いメッセージが描かれたTシャツは、パパ活女子に痛々しい印象を与えかねません。ウケ狙いで着るとしても、Tシャツでウケようとする発想が「オヤジっぽい」と思われてしまいます。面白いと思っているのは着ている本人だけ、という事態にならないようパパ活のときには封印しておきましょう。
パパ活にハイブランド服は要注意
パパ活のときにブランドのロゴが目立つ服や小物でコーディネートしていこうと考えているパパもいるかもしれません。ハイブランドを身につけることに対して、パパ活女子の意見は賛否両論です。
肯定的に考えるパパ活女子もいれば、否定的に考えるパパ活女子もいます。
肯定的にみてくれるパパ活女子も、その肯定感の根底には「お手当がたくさんもらえそう」という期待感があるということが重要です。
お手当が少ないと感じたら「ブランド品を身に着けているわりにケチ」と否定的な感情をもたれかねません。
パパ活女子がハイブランド品に対してどのような感情を持っているか、どのくらいのお手当を期待しているのかがわかるまでは、さりげなくファッションに取り入れるくらいがベターです。
まとめ:清潔感があり、年代や季節、TPOに合った着こなしなら完璧
パパ活女子たちがパパの服装に求めるのは、清潔感と年齢やTPOに合っていることです。ハイブランドで全身をかためるなどして必要以上に自分を大きく見せようとする必要はありません。
押さえるべきポイントは押さえつつ、適度に肩の力を抜いたファッションのほうが、大人の余裕を感じさせるでしょう。
おじさんくさくないけれど、痛い若作りファッションでもない、大人の男性にちょうどいいコーディネートを探ってみてください。