一般女性と飲めることで人気沸騰中の「相席居酒屋」。週末には男女のグループが集まり、様々な出会いが生まれています。
現在では、異性と気軽に飲める場や出会いの場として確立した相席居酒屋ですが、どのようなシステムやルールのお店なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
相席居酒屋は、ギャラ飲みとまったく異なるシステムであるため、男性は利用シーンや目的に応じて相席居酒屋とギャラ飲みを使い分ける必要があります。
この記事では、相席居酒屋のシステムやルール、ギャラ飲みとの違いについて解説します。
相席居酒屋とは?1分でわかる相席居酒屋の概要
相席居酒屋とは、男女グループを即席で相席させてくれる居酒屋です。男女で気軽に飲める場としても利用されますが、出会いの場としても人気を集めています。
男性ゲストが好みの女の子を呼ぶギャラ飲みとは異なり、その場に居合わせた男女2対2くらいでお酒やフードを囲み、合コンのような雰囲気で談笑できます。
席替えも可能なので、多くの異性と飲めるようになっています。
また、お店に来ている男女は出会い目的の人も多く、恋愛に発展することも。
ドリンクやフードも提供されており、女性は無料です。
男性は料金を支払う必要がありますが、30分飲み放題で2,000円程度なのでリーズナブルです。ただし、長時間の滞在やVIPルームを貸し切りにすると、高額になることがあります。
男性の場合は気に入った女性がいたら別のお店に移動する、女性は気になる男性がいるまでずっと待つのがおすすめです。
相席居酒屋を利用する流れ
相席居酒屋を利用する流れは以下の4ステップです。
- 予約または店舗へ直接出向く
- 受付と身分証確認
- 相席スタート
- 支払いと退店
相席居酒屋を利用したことがなくても、予約から相席、退店までスムーズにおこなえるよう解説します。
ステップ1:予約or直接店舗へ行く
相席居酒屋を利用する方法としては、主に2つの方法があります。
- 事前に予約する
- 直接お店に向かう
ただし、直接お店に向かうと満席状態で入れない場合があるので、基本的には事前に予約するようにしましょう。予約時には名前・入店時間・人数・席の種類などが聞かれるので、質問された時にすぐに答えられるようにしてください。
席の種類は相席居酒屋によって異なりますが、次のような席があります。
- ソファー席
- 半個室席
- VIPルーム
- 2名用席
- 5~6人用席
ステップ2:受付・身分証確認
相席居酒屋に入店したら、先に受付を済ませます。受付時には身分証確認があるので、必ず準備しておきましょう。
身分証は運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きの身分証が必要です。お店によってはクレジットカードや健康保険証など2つの身分証が確認できれば、入店させてくれる場合もあります。
しかし、身分証確認のルールはお店によって異なるので、確実に入店したいなら顔写真付きの身分証を準備しておいてください。
受付が終わると店員から店内フロア・料金システム・禁止事項などのルール説明があります。
分からないことは店員に質問すれば教えてくれます。
相席居酒屋によってルールが異なるので、しっかり聞いてください。
ステップ3:相席スタート
ルール説明が終わると、席に案内されます。男女が席についたら相席スタートです。
ただし、週末の夜など混雑している時間帯では席が空くまで待機する場合も多いです。反対に閑散としているときも、相席するメンバーが揃うまで待機場所で待機することになります。
待機中は相席していないため、料金は発生しません。
誰と相席になるかは選べませんが、店員が年齢や雰囲気などで合いそうな男女をマッチングしてくれます。
一定時間が経過すると席替えが行われ、また新たな男女で相席がスタートします。後はその繰り返しです。
ステップ4:支払いと退店
相席居酒屋を十分に楽しめたら、料金を支払って退店します。男性は料金を支払う必要がありますが、女性は無料なので会計をせずに退店して問題ありません。ただし、勝手に退店するのではなく、必ず店員に退店することを伝えておきましょう。
相席居酒屋のルール
気軽に利用できる相席居酒屋には、守るべきルールがあります。
ルールは店舗によって異なりますが、この章では代表的なルールを3つ紹介します。
ルール1:2名以上での利用が原則
多くの相席居酒屋では、2名以上の利用が原則です。
おひとりさま向けをコンセプトにしている「THE SINGLE(ザ・シングル)」という相席居酒屋もありますが、基本的には2名以上と思っておきましょう。
そのため、一緒に行ってくれる人を見つける必要があります。
また、あまりに多くの人数で行ったり、奇数の人数で来店したりすると、うまく相席できなくなってしまう可能性もあります。相席居酒屋に行くなら、2人組もしくは4人組で行くのがベターです。
既婚者NGの場合がある
相席居酒屋によっては既婚者NGの場合があります。基本的に相席居酒屋で既婚者かどうかを確認されることはありません。ただし、既婚者だと分かる外見(左手の薬指に指輪があるなど)だと入店を断られる場合があります。
既婚者が相席居酒屋で出会いを探すのは個人の自由です。しかし、真面目に出会いを探しに来ている女性も多いため、相席居酒屋で出会った女性と恋愛関係に発展すると、不倫などトラブルになってしまう可能性があります。
ドレスコードがあるお店もある
ラグジュアリーな雰囲気を特徴としている相席居酒屋には、ドレスコードがあります。どのような服装で行けばいいかは、お店のホームページに記載してあるので事前に確認しておきましょう。服装に迷う場合は、男性ならスーツ、女性ならワンピースで行けばまず問題ありません。
多くの相席居酒屋ではドレスコードを設けていませんが、スウェット・ジャージ・作業着・サンダルなどラフ過ぎる格好は入店拒否されます。また、タトゥーが見える状態での入店も断られることがあるので、タトゥーを入れている人は見えないように工夫しましょう。
相席居酒屋の料金システム
相席居酒屋を利用する際の料金システムは、店舗ごとに異なります。利用するお店に確認するのがマストですが、ここでは一般的な相席居酒屋の料金システムについて解説します。
女性は完全無料・時間無制限
相席居酒屋の場合、女性は完全無料・時間無制限のお店がほとんどです。
男女をマッチングさせるサービスでは、たいてい女性を集客する方が難しいため「完全無料・時間無制限」というメリットを提示して集客しています。
女性にとっては非常にメリットがありますが、男性からするとタダ飯目的の女性や遊び半分の女性が増えるというデメリットもあります。
男性が相席居酒屋を利用する場合は、相席した女性を見極める必要があることを理解しておきましょう。
男性は時間単位の料金システム
男性は時間単位の料金システムを採用している相席居酒屋がほとんどです。相席居酒屋によって料金体系は異なりますが、以下のような費用が必要になることが多いです。
- チャージ料
- 相席料
- ドリンク・フード料
- ルーム料
以上、4つが男性にかかる費用として挙げられます。
チャージ料は入店した時点でかかる場所代のようなもので、1名につき500~600円ほどが目安です。
相席料は女性と相席した場合に発生する料金となり、曜日や時間帯によって料金が異なります。相場としては、平日では650~770円/10分、土日祝日では750~990円/10分です。
飲食に関する費用としては、ドリンクが飲み放題のお店が多いですが、フードは別料金がほとんどです。また、ドリンクによっては別料金になることもあるので注意しましょう。
お店によってはソファ席以外に、個室やVIP席がある場合もあります。個室やVIPプランを利用する場合は、チャージ料・相席料が通常料金の約3倍かかると見積もっておきましょう。
仮に男性1名が相席居酒屋に1時間滞在した場合は、平日であれば4,000円程度、週末であれば5,000円程度はかかることになります。
相席居酒屋のチェンジシステム
相席居酒屋には相席する相手を変えるチェンジシステムがあります。チェンジシステムを上手く活用すれば、相性が良い相手を効率よく見つけることが可能です。
席替えをしたいと思ったときにどうすればよいかを含め、チェンジシステムについて解説します。
チェンジカード等で席替えを希望する
「相手との相性が合わないな…。」と思ったら、席替えを希望できます。その時は席替えを店員に口頭で伝えるか、チェンジカード(席替えカード)を店員にこっそり渡しましょう。
相席居酒屋がアプリを提供している場合は、アプリで簡単に席替え依頼が可能です。
チェンジは異性の気分を害することが多いので、チェンジを申し出るときはこっそりおこなうのが最低限のマナーです。
ただし、相性が悪いからといって相席して数分でチェンジすることはできず、最低でも30分ほどは相席する必要があります。また、お店の状況によってはチェンジを申し出てもすぐに対応できない場合があることも心得ておきましょう。
時間とお金を有効活用するためにも、我慢して過ごすのではなくチェンジをお願いして多くの異性と出会うようにしましょう。
お店側からシャッフル
相席したものの明らかに盛り上がっていないと店員が判断したら、お店側からシャッフルを促す場合があります。
また、お店によっては一定時間経過すればシャッフルするなどのルールを設けていることもあります。
盛り上がっていればお店側からシャッフルを促すことはありませんし、仮に促されても拒否することも可能です。
相席居酒屋とギャラ飲みとの違い
相席居酒屋と似たサービスとしては、飲みの場に女性を呼ぶ「ギャラ飲み」があります。
サービス自体は似ていますが、明確な違いが存在します。ここからは、相席居酒屋とギャラ飲みの違いについて解説していきます。
目的
相席居酒屋は、恋活や婚活を目的に来店する男女も少なくありません。一方、ギャラ飲みでは恋活や婚活を目的とした人はほとんどいません。以下の表に男女別、サービス別に男女の利用目的を挙げています。
相席居酒屋を利用する女性 |
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相席居酒屋を利用する男性 |
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ギャラ飲みを利用する女性 |
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ギャラ飲みを利用する男性 |
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一人でも可能か
相席居酒屋は、2名以上での利用が原則です。多くのお店で1名利用不可というルールがあり、1名では利用できない場合が多いです。「おひとりさま利用可能」というお店もありますが、実際に来る異性は2名以上がほとんどなので、相席居酒屋での1名利用はおすすめできません。
一方でギャラ飲みは、1対1でも、パーティーや飲み会形式で複数の女性を呼べるなど人数に対してはフレキシブルです。
仕事終わりや休日の空いた時間など、自分の都合さえ良ければ利用できるのがギャラ飲みのメリットでしょう。
相手を選べるか
相席居酒屋は、店員によって相席する相手を決められてしまいます。そのため、男女ともに相手を選べません。
一方でギャラ飲みはアプリから気に入った子を選べるので、自分好みの子と飲みたい男性はギャラ飲みの方がおすすめです。
ギャラ飲みではモデル、CAやナース、グラビアアイドルが登録していることもあるので、普段の生活では出会えない女性と出会えるかもしれません。
女性に報酬があるか
女性は相席居酒屋で飲食無料ですが、ギャラ飲みのように報酬をもらえません。ギャラ飲みなら女性は男性のおごりで無料で飲食できるうえ、報酬ももらえます。
また、女性が報酬をもらっているかどうかが女性の質を大きく左右します。
ギャラ飲みであれば、お金をいただいているという意識から、タダ飯目当てのような振る舞いをする女の子もいません。
ビジネスの接待に使えるか
ビジネスの接待シーンに利用できるのはギャラ飲みです。相席居酒屋は接待シーンには向きません。
相席居酒屋は、出会いを求める男女が集まる場所であり、女性が男性をもてなす場ではありません。また、ビジネスシーンでの接待利用を想定して考えられているサービスでもありません。取引先などの接待で使うのは難しいでしょう。
一方でギャラ飲みであれば、容姿端麗でコミュニケーション能力が高い女性をキャストとして呼ぶことが可能です。場を盛り上げようと動いてくれたり、事前に接待目的であることも伝えられるため、シーンに応じてふさわしい気配りを求めることも可能です。
まとめ
相席居酒屋は、男女が集まりやすくて手軽に出会いを探せるおすすめスポットです。女性なら無料で利用できますし、男性でも長時間滞在しなければ多額の費用はかかりません。
一方、ギャラ飲みでは、女性に報酬がでるほか、男性は容姿端麗で会話上手なキャストを選んで飲むことも可能です。ビジネスでの接待シーンにも利用できますし、ギャラ飲みからパパ活に発展することも期待できます。
いずれのサービスも良さがあるので、目的に応じて使い分けてみてください。